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| 1.病名 |
| 動脈硬化症・高脂血症 |
| 2.原因 |
- 例えば、血管壁の内膜と中膜にコレステロールが沈着すると血管壁の弾力性がなくなったり、血管壁が厚くなったり、血管内腔が狭くなったりし、血流が悪くなる。
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- こうして動脈硬化症が起こると血液の流れが悪くなり、体循環が保たれなくなり、そこから先は壊死状態となり、心疾患(心筋梗塞、狭心症)、脳血管障害(脳卒中)等を引き起こす。
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- こうした事実から、動脈硬化症は高脂血症と重要な因果関係があるとみられており、食事療法の果たす役割が重要視されている。
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| 動脈硬化の危険因子: |
- 高血圧・高脂血症・たばこ・糖尿病・肥満・通風など。
- ※ 中でも赤字は三大危険因子
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| 3.診断 |
- 一般の血液検査結果、浮腫、立ちくらみ、肩こり、動悸などの症状により診断。
- 高脂血症は、血液検査結果から6タイプに分類でき、治療しやすくなっている。
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(血液検査結果からの高脂血症の分類)
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リボたんぱく |
脂質濃度 |
| 型 |
キロミクロン |
VLDL |
LDL |
HDL |
C:
コレステロール |
TG:
トリグリセライド |
| T |
増著 |
正常、
または低下 |
正常、
または低下 |
正常、
または低下 |
↑ |
↑↑ |
| C/TG <0.2 |
| Ua |
- |
正常、
または低下 |
増加 |
正常、
または低下 |
↑↑ |
- |
| C/TG <1.5 |
| Ub |
- |
増加 |
増加 |
正常
、または低下 |
↑↑ |
↑↑ |
| 変動しやすい |
| V |
-
または僅か |
Broad・β型
(floatingβ) |
正常、
または低下 |
↑ |
↑ |
| C/TG ≒ 1 |
| W |
- |
増加 |
正常 |
正常、
または低下 |
→ |
↑↑ |
| 変動しやすい |
| X |
あり |
増加 |
正常 |
正常、
または低下 |
→ |
↑↑ |
| 0.15 <C/TG < 0.6 |
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※上記の表にある各種類の正常値を以下に掲載
| 正常値 |
| TG:トリグリセライド(中性脂肪) |
60〜160mg/dl |
| C :総コレステロール |
(成人)140〜220mg/dl |
| (子供)100〜200mg/dl |
| LDL |
(成人)65〜170mg/dl |
| (子供)60〜140mg/dl |
| コレステロールエステル型(60〜80%) |
(遊離型)80〜170mg/dl |
| 遊離脂肪酸(FFA、NEFA) |
5〜20mg/dl |
| β-リポプロテイン |
200〜500mg/dl |
| リン脂質 |
150〜200mg/dl |
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| 4.症状 |
- 初期的な自覚症状は出ないことが多く、一般的に肥満、黄色腫などの他は循環器系疾患患者の示す症状とほぼ同様である。
- 一般の血液検査で発見された、浮腫、立ちくらみ、肩こり、動悸などの症状がみられる事があって初めて治療の対象となることが多い。
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| 5.予防 |
- 血中脂質の増加が数ヶ月または数年で動脈壁に病変をもたらす事は、若年世代に動脈硬化が及んでいることからも推察される。そのため、高齢者のみでなく、低年齢児よりの予防食が必要。
- 遺伝的に生じる「家族性高脂血症」の様な、基礎疾患があって高脂血症を示している場合以外は、食事に対する本人の努力によって治療が可能であるため、正しい知識をもつことが予防策につながる。
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(参考)
- タウリンは、脂質やコレステロール代謝にも有効で、動脈硬化や脳梗塞、心臓梗塞などの血栓の予防に役立つ。
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| 6.改善 |
| 危険因子(高血圧・高脂血症・たばこ・糖尿病・肥満・通風など)の排除。 |
| 総コレステロールの高い時: |
- 心筋梗塞を始めとする虚血性心疾患と密接な関係にあるため、1日300mg以下のコレステロール摂取に努める。
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| 中性脂肪が高い時: |
- 狭心症、糖尿病との関係が深く、食事では炭水化物含有量の多い食品(砂糖、果物・穀物など)の摂取制限をする。炭水化物は1日最低100gは摂取しなければならないので、100~150g以上とし、1日摂取エネルギーの35%以下にする。
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| 高コレステロール、高中性脂肪の場合: |
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| 7.良い食品 |
コレステロールが高い場合(高コレステロール血症Ua型)
| コレステロール値を上げる食品としてバター、うずら卵、アイスクリーム、チーズ、牛乳、ヨーグルト、生クリーム、バームクーヘン等を控える。 |
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オリーブ油やゴマ油等の植物性油は、コレステロールを下げる作用があるので、動物性油脂を控えて植物性脂肪を多くする。
魚介類の油脂は植物性油脂に分類され、多価不飽和脂肪酸が多く含有するが、そればかり大量に摂取するとHDL(善玉コレステロール)が減少する報告があるので、大豆製品(豆腐、凍り豆腐、おから、がんもどき等)、植物油(オリーブ油、ゴマ油、マーガリンなど)を積極的に摂取し、バランスに気をつける。 |
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食物繊維(水溶性食物繊維)を多めにとるように心がける
| きのこ類(椎茸、木耳、舞茸など)、海藻類(わかめ、ひじき、こんぶ等)、根菜類(ごぼう、切干大根など)、豆腐(大豆製品、枝豆など)、果物、蒟蒻、など。 |
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中性脂肪が高い時(高中性脂肪T型)
- コレステロールの多い食品は控える。
- 動物性脂肪を控えて、植物油を多くする。
- 食物繊維を多めにとるように心がける。
- アルコールを控える。
- 果物やケーキ、チョコレートなどの菓子類を控える。
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