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| 1.病名 |
| 人工透析 |
| 2.原因 |
原因 → 透析の必要性:
- 透析患者の4分の1は、糖尿病が原因と言われている。
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- 腎臓に障害があると、その働きが低下し、ナトリウム、カリウム、水分が体内に増加してアシドーシス、高カリウム血症、浮腫を起こしたり、肺に水がたまって呼吸困難になったり、腎不全、重症時には尿毒症となり、死につながる。
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- この様に腎臓の機能が低下している場合には、人工腎臓という機械を使用して「透析」という操作を行い、血液を正常な状態にしようとする目的で、人工透析が行われる。
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- 人工透析では、体内に蓄積した老廃物を抜き取り、血液の浄化を行う。
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- 人工透析の効率は正常腎臓の約10〜20%の機能補充であるが、この治療を受ける生体(透析患者)の透析器官の長期化に伴い、かつてはみられなかったような各種の合併症の表現をみて、治療の困難な病態に直面しているのが現状である。
【CAPD(持続性腹膜透析)】
- 腹膜透析は腹膜に透析液を入れ、腹膜を介して血液を透析する方法であり、1日4回6時間毎に透析液交換を行う。
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- CAPDは携帯可能であり、社会復帰をしやすく、常時腹膜懽流を行っているので、血液透析後にみられる脱力感などがない。
- 血液を体外に出すことがないので、血圧や血液成分濃度も安定している。
- しかし、蛋白質の損失が多いことや、腹膜炎感染という問題点をもっている。が、この点においても以前より改善が進んでいる。
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| 3.診断 |
長期透析療法の適応基準(厚生省より人工透析に移行する際の基準試案1972年7月)
- 保存的療法で尿毒症症状の改善が得られず、日常作業が困難となったとき
- 具体的基準・・・次のT、U、Vのうち、二つ以上の条件がある時
T、臨床症状
- (A〜Fのうち3項目以上を要す)
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- A、乏尿あるいは夜間多尿
- B、不眠、頭痛
- C、悪心、嘔吐
- D、腎性貧血
- E、高度高血圧
- F、体液貯留(浮腫、肺うっ血など)
U、腎機能
- Ccr(クレアチニン・クレアランス)10ml/分以下あるいは血清クレアチニン8mg/dl以上
V、活動力
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| 4.症状 |
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| 5.予防 |
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| 6.改善 |
- 透析は腎臓機能のバックアップではありますが、決して腎臓を治す手段ではありません。
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- クレアチニンが7〜8mg/dlになると腎機能が急に悪化して、やがて機能しなくなり透析導入されます。
- 腎不全が進んで10%位の機能になると、自覚症状として、疲れやすく、息切れなどがします。
- 5%以下になると透析療法以外に道はなくなります。
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- 透析によって症状は多少改善され、血液の状態、浮腫、高血圧などでも一時的な好転をみますが、透析に慣れない間は、不均衡症候群と呼ばれる症状(嘔吐、頭痛、悪心、血圧不安定などの諸症状)を起こる場合もあります。
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- 透析期間が長期にわたると、心不全、高血圧、感染症、貧血、腎性骨症、低血圧などの種々の合併症を伴います。
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- 貧血を防ぐエリスロポエチン、骨形成に必要な活性型ビタミンDを作るホルモン、血圧調整に関与するレニンなどは、透析作業だけではない腎臓の重要な役割なので、透析患者の場合、腎臓の残存機能の程度によって、その病態は毎日異なってゆきます。
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| 7.食事療法 |
量を守って、良質の蛋白質をとるように心がける。
高中性脂肪血症の予防に、炭水化物の取り過ぎに注意。
カリウム、水溶性ビタミン類、食物繊維が過不足にならないように注意する。
リンを多く含有した加工食品を避け、カルシウム、リンのバランスに注意する。 |
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- エネルギー
- エネルギー不足の状態は、体細胞を分解してエネルギーを補うため、細胞内のカリウム等の細胞内溶液が流出するため高カリウム血症などを起こすので要注意である。
- 食事箋のエネルギー量の遵守が肝要。
- 蛋白質
- 決められた量を守り、質的には必須アミノ酸を含む良質の蛋白質を摂取するようにする。
- 必須アミノ酸の中でも特にヒスチジンは、慢性腎不全の場合には欠かせない。
- 脂質
- 透析患者の血清脂質代謝異常としては、中性脂肪の上昇とHDLコレステロール(善玉コレステロール)の低下がみられる。
- これを防ぐには、炭水化物を避け、中鎖脂肪酸やオリーブ油、ごま油などの良質の油脂で補うと良い。
- リン、カルシウム、カリウム
- 低リン食にすると、低カルシウム食・低蛋白質食 傾向になるため、摂取カルシウムは700〜1000mg/日と増加させ、リン量(800mg/日以下)も工夫する。
- 透析患者は、カルシウムが上昇するとリンが下がり、リンが上昇するとカルシウムが下がるという相関関係がみられるため、カルシウムを増やす。
- カリウムが多い野菜・果物などはできるだけ避け、茹でこぼしや水晒しなど調理方法にも工夫をする。
- 食塩
- 1回の透析で取れるナトリウムは、食塩に換算すると10〜15g。
- 1週間の透析回数と併せて逆算し、摂取可能な食塩量の目安を考えれば良い。
- 週3回の透析であれば、1日に摂取可能な塩分量(食品内の塩分量も含めて)は5〜7gとなる。
- 無尿で週2〜3回の透析では、摂取可能な塩分量は1日全量5g程度。
- 水分
- 1回の透析で水分は1.5L除去される。食事以外の水分は500ml/日以内を基準にする。水分、塩分は残腎尿量により調整を行うこともある。
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【CAPD(持続性腹膜透析)】
腹膜を利用した透析なので蛋白質の損失が多い。その分を経口摂取で補う必要がある。また、透析液の中にはブドウ糖が含まれるため、腹腔でのブドウ糖吸収があり、高中性脂肪血症の患者には注意を要し、糖質摂取量の制限が行われる。
ナトリウムは、腹膜炎時以外は制限の必要はない。また、カリウムは透析液中に含まれていないため、カリウム摂取が少ないと低カリウム血症になることがある。 |
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