| |
| 1.病名 |
| 膵臓疾患 |
| 2.原因 |
急性膵炎
- 胆石および胆道疾患、アルコールの過飲、高脂血症などが原因となり、健康と思われている人に突然、上腹部の疝痛様発作として現れる。これは膵臓の消化酵素が膵組織を自己消化する為に発生。
慢性膵炎
- アルコールの過飲、胆嚢・胆道疾患が主で、この他、急性膵炎、胃潰瘍などの消化性潰瘍などが原因となる。
|
| 3.診断 |
検査による
| 検査項目 |
急性膵炎 |
慢性膵炎 |
| パンクレオザイミン−セクレチン(P-S)試験 |
|
重炭酸濃度低下、液量減少 |
| |
アミラーゼ↓ |
| アミラーゼ(血清) |
↑ |
↑(発作時) |
| アミラーゼ(尿中) |
↑ |
↑(発作時) |
| リパーゼ(血清) |
↑ |
|
| 血糖値 |
一過性高血糖 |
↑ |
| 血清尿素窒素 |
↑ |
|
| 血清ビリルビン |
↑ |
↑ |
| 白血球 |
↑ |
↑(発作時) |
| カルシウム(血清) |
↓ |
|
| カリウム(血清) |
↓ |
|
|
| 4.症状 |
急性膵炎
- 悪心、嘔吐、便秘、黄疸がみられ、重症時には、ショック、腎不全、呼吸不全などの合併症を伴う。
慢性膵炎
- 心窩部の痛み、悪心、嘔吐、食欲不振、体重減少、黄疸など
|
| 5.予防 |
| |
| 6.改善 |
急性膵炎
- 脂質の制限(膵臓の自己消化を強化させてしまうので、厳しく制限管理)
- 蛋白質の制限(回復期初期は、脂質同様厳しく制限)
- アルコールの制限(膵障害、膵液分泌促進による うっ滞作用等を起こすので制限)
- 香辛料の制限(膵液分泌促進のため、制限または禁止)
- 少量頻回食
- ビタミン、ミネラル類の不足に注意(制限のため吸収しにくい脂溶性ビタミン、低カルシウム血症を起こしやすいので十分に補う)
- 膵浮腫の場合は、減塩食
|
|
慢性膵炎
| 急性期は、急性膵炎と同様にするが、安定期には、糖質を主体としたものから、症状の回復に従い、まず蛋白質を増やし、その後、脂質を加えていく。不足する消化酵素は、薬剤により補う。 |
|
| 7.食事療法 |
急性膵炎・慢性膵炎
- 油脂類の使用は避ける。
- 良質の蛋白質としての動物性食品の選択については、脂肪の少ない種類、部位を選び、エキス分や飽和脂肪酸を多く含む食品の使用は控え、調理法にも工夫を。
- 香辛料や刺激物(カレー粉、芥子、わさび、コーヒー、濃い茶、炭酸飲料、アルコール他)は、急性期には避ける。
- 味付けは薄味とする。
|
|