| 血管外科 |
| 血管外科について |
| 最近の皆さん、とりわけ、わが国の成人は心臓や脳からの突然死や身体障害やになることに大いなる不安を持っているようです。それはメタボリックシンドローム(メタボ)に該当してしまった人やその予備軍が、いかに多いかという裏返しでもあります。
|
死亡原因の2位と3位である心臓や能の病気は、血がうまく運ばれないことによる臓器の虚血であるのに対して、死亡原因の第1位『癌』は血管が増え続けて死につながる病気です。
すなわち、死因の6割を占める三大死因が、血管がらみであります。従って「過半数の人は血管とともに死ぬ」といっても過言ではありません。
|
まず血管の研究者であること、血管の解剖、生理、病理に詳しい人がひとの血管を診る。血管の病気を治す。
当然のことであります。それが血管外科医を誕生させたといってよいでしょう。その看板は「血管外科」であります。
ところが、世の中、患者さんの方から見ると、だれが血管の病気を治してくれるのかよく分からないようになっています。
先日、手足の血管病と思われる病気で来院した人が、心臓外科というところに行ってくださいと言われて非常に驚いたと言っていました。
『心臓』という言葉がついていることに、違和感を感じたようです。
さて、ここで、最低限理解していただきたいことは、わが国で心臓血管外科と称している医師や科は、ほとんどが末梢血管を知らないこと。
そして何を知っているかと言えば心臓の病気にとどまることがほとんどです。まして、皮膚科・形成外科・整形外科・脳外科・婦人科・泌尿器科・放射線科などの医師は一部の人以外、血管を知らないといっていいでしょう。
|
一方、血管外科という診療名では「外科手術」を行うというイメージがあって、一般受けしないようです。そこで最近「脈管学専門医」というものが今年誕生しました。
このひとは血管、それも動脈・静脈・リンパ管の3つの管の専門家であります。
上に挙げた診療科のうち、特に血管に興味があり、実績のある人が試験で選ばれます。そんなわけで、血管の病気だなと感じたら、「脈管学専門医」を尋ねればよいことになります。しかし、まだ数が足りなくて、まだわが国に数百人しか資格者がいないのです。
幸い当院では、その脈管学専門医と協力して診療に当たる「脈管診療技師」(CVT) 試験に今年2名が合格しました。当院久々の快挙であります。
小生も脈管学専門医であるのでやっと診療体制が整ったといえます。当院ではさらに血管外科医 大澤先生、血管外科経験医 石原院長先生もおり、血管病の診断、治療体制を整備できる条件がそろったと言っていいでしょう。
|
| そこで、取り扱う病気と症状を簡単にまとめてみましょう。疾患と症状について⇒ |